【足のニオイ】気になる匂いの原因や対策について徹底解説!!
~足のニオイ 気になる匂いの原因や対策について徹底解説!!~
靴や靴下を脱いだとき、足からただよう自分の匂いが気になる…そんな方はいらっしゃいませんか?
飲みに行った居酒屋が座敷だったり、友人宅にお邪魔したりするときなど…
自分の足の匂いが気になって、思う存分楽しめないというのはもったいないですよね。
足の匂いは放置しておくと、周りの人にも迷惑をかけてしまいます。
そこで今回は、足が臭くなる原因とその対処法を紹介していきましょう!!
足のニオイの原因とは?
そもそも、どうして足は臭くなってしまうのでしょうか?
足のニオイ対策に着手する前に、足のニオイの原因を理解しましょう。
足のニオイには、独特の強烈な臭さがあります。
この足のニオイの主な原因として挙げられるのが、雑菌が生み出す「イソ吉草酸(いそきっそうさん)」です。
イソ吉草酸(いそきっそうさん)
足のニオイの原因である「イソ吉草酸」ですが、別名は「3-メチルブタン酸」といいます。
この名前だけでも、何だかとても臭そうなイメージですよね(;^_^A
そしてイソ吉草酸は、脂肪酸の一種です。
無色透明の液体ですが、蒸れた靴下のようなニオイを持っています。
私たちが俗に言う「臭い足のニオイ」と聞いてイメージするニオイは、まさにイソ吉草酸が放つニオイそのものなのです。
人に不快感を与える刺激臭そのものが、イソ吉草酸の特徴です。
実は悪臭防止法にも指定されている
実はイソ吉草酸は「悪臭防止法という法律の規制対象」になっているほど、悪臭の代表格といえる物質です。
悪臭防止法とは、国が悪臭を規制して国民の健康を守るための法律です。
悪臭防止法では、「不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質」が、特定悪臭物質として規制されます。
そしてこの「特定悪臭物質」に指定されているのが、イソ吉草酸なのです。
足のニオイは、数ある体臭の中でも人に与える不快感が強い体臭です。
そしてさらに、法律で規制しなければならないほどの悪臭であることがわかりますΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
イソ吉草酸のメカニズム
イソ吉草酸は、人間の体の中から分泌される物質ではありません。
ではどんな物質なのか??
それは、皮膚の上に存在している「皮膚常在菌」が生み出す物質なのです。
皮膚常在菌には、さまざまな種類があります。
人にとって良いはたらきをする菌もいれば、逆に悪いはたらきをする菌もあります。
そして人にとって良くないはたらきをする菌のことを、私たちは「雑菌」と呼んでいます。
皮膚に存在する雑菌たちが、足の皮膚から分泌される汗・皮脂・垢(角質)などを分解したときに生成されるのがイソ吉草酸です。
雑菌たちにとって、足の汗・皮脂・垢は、いわばごちそうです。
雑菌たちがパクパクとごちそうを食べ終えたあと、「ゲプ〜ッ!」と生み出されるのがイソ吉草酸、というイメージです(;^ω^)
足が臭くなる環境は?
足のニオイの原因が分かった所で、ここでは足が臭くなる環境についてお話していきましょう。
一体どんな環境で足は匂うのか、どうなったら足は臭くなってしまうのか??
- 足の裏からかく汗で雑菌が繁殖
- 足の角質などの汚れによって雑菌が繁殖
- 高温多湿な靴の中の環境
- ストレスもニオイの原因に
足の裏からかく汗で雑菌が繁殖
足の裏には汗を出す汗腺が密集しており、1日にコップ1杯~1杯半の汗をかくともいわれるほどΣ(・□・;)
汗には、汗をかく事によって体温を下げる役割があります。
しかし通気性の悪い靴の中では、かいた汗がなかなか蒸発できません。
そして、さらに汗をかいてしまうと言う悪循環におちいってしまうことも考えられます。
本来汗は無臭な物質です。
しかしその汗をエサに皮膚にいる常在菌が繁殖し、汗をエサとして分解することで嫌なニオイを発してしまうのです。
足の角質などの汚れによって雑菌が繁殖
汗のほかに雑菌のエサとなるもの、それは角質です。
汗によってムレて柔らかくなった足の角質をエサとし、雑菌は悪臭のニオイとなる脂肪酸を作り出してしまいます。
また皮脂線からの皮脂も混ざってくるため、足の裏独特のあのヤバいニオイに…((+_+))
ただでさえ足の裏は常に体重を支えるため地面との外部刺激にさらされており、角質がたまりやすい部位です。
ただお風呂に入っただけではなかなか取れりきれないので、角質ケアをしっかりすることが必要です。
高温多湿な靴の中の環境
脱いだ直後の靴はホカホカ状態…
それもそのはず、靴下を履いたビジネス靴の中はなんと湿度が90%以上になるともいわれるほど!
温度も30度以上になるといわれ、いかに靴の中が「通気性が悪くムレやすい環境」なのかがわかります。
皮膚にいる常在菌はもともと高温多湿の環境が大好きです。
さらにエサとなる汗と角質があることで、雑菌にとっては格好の繁殖場となり、どんどん嫌なニオイを作り出してしまうのです。
ストレスもニオイの原因に
あなたはこんな事。心当たりありませんか?
「休みの日はあまりくさくならないのに、仕事のときはやけにくさくなる」
それは緊張や興奮、不安などのストレスを感じると手のひらや足の裏に多量に汗をかく「精神性発汗」の可能性も考えられます。
実は精神性発汗でかく汗は通常のさらさら水っぽい汗とは違い、タンパク質やアンモニアを多く含みベトベトしています。
そのため、通常よりもさらに嫌なニオイを発してしまうのです。
足が臭くなりやすい人の特徴
ここまで読んで頂くと、「足はもともと臭くなりやすい宿命を背負っている」事がおわかりいただけたかと思います。
しかしここで疑問なのが、「足が臭い人と臭くない人がいる」ということではないでしょうか。
実は、足のニオイが強くなりやすい人には特徴があります。
ここでは「足が臭くなりやすい人の特徴」を見ていきましょう。
- 足に汗をかきやすい
- 足に汚れが溜まりやすい
- 靴下や靴の環境が悪い
- 特定の靴を履き続ける
足に汗をかきやすい
「足に汗をかきやすいかどうか」「どの程度の汗を足にかくのか」は、人により大きな個人差があります。
足汗がひどい人では「靴下がビシャビシャに濡れるほどに汗をかく」という人も中にはいます。
そして足に汗をかきやすい人ほど、足のニオイもひどくなる傾向にあるのです。
足に汚れが溜まりやすい
足に汚れがたまりやすい人は、さらに2通りのタイプに分けられます。
1.体質的に足の皮脂や垢が多い人
体質的に皮脂や垢が多く出やすいタイプの人は、きちんと足を洗っていてもすぐに汚れがたまってしまいます。
2.足の汚れを落とすのが不得意な人
足の汚れが落とすのが不得意な人は、洗い方が下手だったり面倒がって丁寧に洗っていなかったりする人です。
そのため、どんどん汚れがたまりやすくなってしまいます。
どちらのタイプでも、足のニオイは強くなりやすいので、注意が必要です。
靴下や靴の環境が悪い
自分の足指自体に大きな問題がなくても、蒸れやすい靴や靴下を選んでしまうと「高温多湿な密閉環境」が深まってしまいます。
靴や靴下を替えたタイミングで足のニオイが強くなった人は、履いている靴や靴下の素材は構造に問題がある可能性が考えられます。
蒸れやすい靴や靴下を履くことで、知らず知らずのうちに足の雑菌たちの後押しをしてしまっている訳です。
特定の靴を履き続ける
靴に限らず洋服でもバッグでも、一度お気に入りが見つかると延々とそればかり選び続ける人っていますよね。
また対照的に、毎日さまざまなファッションを楽しみたいという人もいます。
ここで重要になってくるのが…
足のニオイが臭くなりやすいのは、前者の「毎日、同じものをずっと選び続ける人」です。
予想がつくとは思いますが、同じ靴ばかり履いてしまう人は足のニオイが強くなります。
なぜなら靴は、連続して長時間履けば履くほど雑菌が繁殖していくからです。
足のニオイの対処法は?
ここまでは足のニオイの原因や、特徴などについてお話してきました。
ではこの「足のニオイ」は、どの様に対処していけばよいのでしょうか?
ここからは一番大切な「足のニオイの対処法」について、お話していきましょう!!
- 正しい足の洗い方を習得する
- ミョウバンを使う
- 重曹を使う
- 靴を清潔にお手入れする
- 靴下にも一工夫を
- ストレス解消
正しい足の洗い方を習得する
足にひそむ常在菌は本来悪いものではなく、皮膚の表面を弱酸性に保ち守るという役割があります。
しかしながら、増えすぎると臭いのもとになってしまいます。
常在菌を増やさないためにも、古い角質や汚れが残らないよう丁寧に足を洗いましょう。
以下、正しい足の洗い方を紹介します。
- 角質を取り除く
- 足湯で汚れを浮き上がらせる
- 石鹸を泡立てて洗う
- 爪の間を洗う
- よく洗い流す
- しっかり水気を拭き取る
1.角質を取り除く
まずは足の裏にある厚い角質を取り除きます。
その際は、ヤスリや角質リムーバーで優しく角質を落としていきましょう。
ポイントとしては、このときヤスリは一方向に動かしてください。
また、必ず足が乾いた状態で行いましょう。
足が濡れた状態で行うと、落とす必要がない角質まで取り除いてしまう可能性があるからです。
ただし、やりすぎは禁物です!
週に1~2回程度が目安と考えて下さい。
2.足湯で汚れを浮き上がらせる
洗面器にお湯を溜めて、足を入れて足湯をします。
この作業をすることで汚れが浮き上がり、汚れが落としやすくなります。
3.石鹸を泡立てて洗う
よく泡立てた石鹸を使って、片足ずつ洗っていきます。
ポイントとして、できるだけボディソープではなく石鹸を使用すると効果が高まります。
ボディソープには保湿成分が含まれていることが多く、その成分が汗や蒸れの原因になることがあるためです。
さらに強い効果が欲しい場合には、「足専用の石鹸」を使用してみるのも良いでしょう。
さらなるポイントは、手で洗うことです。
スポンジなどで足の裏を傷つけてしまうと、菌の繁殖を促進してしまいます。
手で優しく、汚れが溜まりやすい指の間まで丁寧に洗い上げましょう。
4.爪の間を洗う
見落としがちですが、爪の間は汚れが残りやすい部分です。
場合によっては爪ブラシなども使用し、しっかり汚れを落としましょう。
この時も、乱暴に行うのはNGです。
優しくささっと洗いましょう。
5.よく洗い流す
ぬるま湯でキレイに泡を落としていきます。
この時、石鹸カスが残らないよう気を付けてください。
6.しっかり水気を拭き取る
洗い終わったらタオルで水気を完全にふき取りましょう。
水分が足に残っていると雑菌の繁殖に繋がるため、指の間もしっかり拭きあげてください。
ドライヤーを使用するのもひとつの手です。
また足が完全に乾くまで、スリッパやルームソックスは履かないようにしましょう。
ミョウバンを使う
スーパーにも売っているミョウバンは、足の臭い対策に使えます。
ミョウバンには殺菌効果や制汗作用があるため、表面の雑菌を除去することができます。
ミョウバン水の作り方は簡単です。
まず水500mlと20gのミョウバンを用意し、ペットボトルの中に入れます。
ミョウバンは溶けるまでに時間がかかるため、ペットボトルのふたをしめてよく振り冷蔵庫で保管してください。
水が透明になったらミョウバン水の完成です。
使用するときは、さらに10倍に薄めると刺激が強くなりすぎずオススメです。
ガーゼに染み込ませたり、霧吹きスプレーの容器に入れ吹きかけたりして使います。
重曹を使う
重曹も、臭いに効果があります。
洗面器にお湯を張り大さじ2~3杯程度の重曹を加え、そこに15分程度足を浸すと臭い対策になります。
足の臭いの素となるイソ吉草酸が酸性のため、アルカリ性の重曹を使用することで中和され臭いが消えます。
2~3日試すと、臭いが気にならなくなってくるはず。
ちなみにミョウバンと重曹は混ぜると効果がなくなってしまうので、必ず別々に使用してください。
靴を清潔にお手入れする
中には、毎日同じ靴を履いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし靴は湿気をとるために、1度履いたらできれば2日は靴を休め、干して乾燥させるのが効果的です。
とはいえ、そんなに多くの靴を用意できないという場合は、どうしたらいいでしょうか?
その場合には、冷凍庫に靴を入れてみるという方法もあります。
冷凍庫の温度下では雑菌は生き残ることができないため、臭いが消えます。
冷凍庫に入れる際には、ジップロックなどに入れて靴を冷やしましょう。
下駄箱にも一工夫をしてみましょう。
新聞紙を下に敷くと、靴の水分を吸ってくれて靴をより清潔に保てます。
靴下にも一工夫を
足に直接触れる靴下の手入れにも気を遣いましょう。
通気性の良い靴下等を使用すると、通常の靴下に比べ臭いが減るかと思います。
1日履いた靴下は、洗濯機に入れる前に除菌用の石鹸などを使って事前に洗っておくと、より臭いが気にならなくなるはずです。
ストレス解消
原因の部分でも紹介した通り、ストレスも臭いのもとになります。
お風呂にゆっくり入り十分な睡眠をとるなど、疲れをなるべく残さないようにしましょう。
適度にリフレッシュするのもストレスを減らす方法のひとつです。
また、足のニオイを意識しすぎると、余計ストレスから汗が出て臭ってしまうことも考えられます。
ある程度の対策をしたら、過度に気にすることなく過ごすのも臭いを消すことにつながります。
まとめ
いかがでしたでしょうか??
今回は足のニオイの原因と対策について、お話させて頂きました。
基本的に足は一日のうちの大半で、靴下や靴を履いて過ごしています。
そのため環境的にも、どうしても悪循環に陥る可能性は高いです。
しかしそんな中でも、しっかりケアをしてあげれば足のニオイは間違いなく抑えることができます。
諦めることなく、継続してケアを心がけてみましょう!!!(*^-^*)
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