【加齢臭】原因や対策方法は?気になるニオイ徹底解析していきましょう!
年齢を重ねるごとに気になってくるのが「加齢臭」ではないでしょうか。
これは男性に限らず、女性にも表れる症状です。
何を隠そう私も無駄に年齢だけは重ねているので、気にならないと言えばウソになります(;^ω^)
自分のニオイは慣れてしまっているので気付かないだけに、周囲の人たちに不快を与えていないか気になります。
そこで今回は「加齢臭」の発生のメカニズムや対策について、徹底的に解析していこうと思います。
一緒に悩みを改善していきましょう!!
加齢臭とは
冒頭でもお話したとおり、加齢臭とは中年以降の男女に見られる特有の体臭です。
みなさん勘違いされますが「加齢臭=オヤジ臭(おじさんのニオイ)」があります。
しかし加齢臭は男性に限ったものではなく、女性にもある体臭です。
また、加齢臭は年を取るとクサくなる体臭の総称と理解されている方もいるかもしれません。
これに関しては、半分は正解ですが半分は不正解です(;^_^A
なぜなら加齢によって口臭や汗臭が強くなることもありますが、口臭や汗臭は加齢臭に含まれないからです。
加齢臭とは、加齢によって強くなる体臭のなかでも「ノネナール」という物質によって引き起こされるニオイを指す言葉になります。
そのノネナールによって引き起こされる加齢臭の仕組みは1999年に発表された研究で明らかになり、研究者によって「加齢臭」と名付けられました。
加齢臭の原因
加齢臭の主な原因は、皮脂腺の中の脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことによって生まれるノネナールという物質です。
これは男女関係なく40歳代以降、酸化に対する抑制力が低下し脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が急増することによって急増します。
この原因物質を突き止めたのが、大手化粧品メーカー「資生堂」の研究チームです。
20代~70代の男女のポロシャツに付いた成分を分析し、40代以降のポロシャツから検出されたのがノネナールでした。
※若い世代からは検出されなかったことで、これが原因物質として特定されたということです。
さらに、この過酸化脂質を生み出す原因となるのが活性酸素です。
活性酸素は、体内の不飽和脂肪酸と結びついて過酸化脂質を作ります。
活性酸素を生む原因となるのは、肉中心の食事や日々のストレスなどが考えられます。
喫煙や過度な運動など、心当たりのある方も多いのではないでしょうか?
加齢臭対策には日々の食事や生活習慣を通じて、活性酸素を抑制することも重要になってきます。
加齢臭のニオイの特徴
加齢臭には、汗臭や口臭などとは異なる独特のニオイがあります。
それは「油臭く青臭い」と形容されることが多いです。
これは、加齢臭の原因物質である「ノネナール」自体が、油臭く青臭いニオイを持っているためと言われています。
ちなみに加齢臭に似たニオイを放つものとして、よく挙げられるのが、以下のものです。
- 古本
- 枯草
- 古いろうそく
- 古い油
- カメムシ
実はノネナールは、ビール・キュウリ・スイカの皮などにも含まれます。
油臭さにプラスして緑色の植物をイメージさせる「青臭い」ニオイが入り混じったのが、加齢臭の特徴です。
自分では気づきにくい
厄介なのは「加齢臭は自分で気づきにくい」ということです。
加齢臭が自分で気づきにくい理由としては、足臭・ワキ臭・頭皮臭などと違って、体の一部分から臭う体臭ではないからです。
加齢臭は、頭周辺や体幹を中心として体全体から漂います。
加齢臭が体全体から漂うのは、加齢臭の原因物質が「皮脂」の中にあるためです。
その皮脂の出口である皮脂腺は、全身に分布しているのです。
例えば汗臭などは、汗をかいたタイミングで強くなります。
しかし加齢臭には、ニオイが急速に強くなるタイミングはありません。
なぜなら加齢臭は体全体から継続して臭い続けるため、自分の鼻が慣れてしまう事で自分ではまったく気づけないことが多いのです。
なので非常に残念ですが「加齢臭を周囲の人から指摘されて初めて気づく」という人が多い傾向にあります。
「まさか自分から加齢臭が出ているわけがない」と思い込まず、40歳を過ぎたら「加齢臭が出ているかもしれない」という前提に立って対策することが必要ですね(;^_^A
加齢臭で引き起こされる問題点
加齢臭をそのまま放置する事で引き起こされる身近な問題を挙げてみました。
- 職場で嫌われる
- 家庭関係の悪化
- 体調不良を見過ごす可能性もある
職場で嫌われる
1つめの問題点として「職場で嫌われてしまう」と言うことです。
あなたは「スメルハラスメント(スメハラ)」という言葉をご存じですか?
スメルハラスメントとは、職場でのニオイに関する不快感を与えるハラスメントのことを指します。
スメルハラスメントとなる代表的なニオイには、タバコ・香水・口臭・そして「加齢臭」があります。
つまり自分では気づかぬうちに、スメハラというハラスメントの当事者になっているかもしれないのです。
加齢臭によって職場の人たちに不快感を与えてしまうため、疎まれ嫌われてしまうリスクがあります。
家庭関係の悪化
2つめの問題点として「家族関係が悪化する」可能性があることです。
不快なニオイは、心理的・精神的に大きなストレスとなることが実証されています。
たとえ家族が加齢臭に気づいているのに、気づかぬふりをして我慢してくれたとしても、大きなストレスを与えているのは事実です。
これが家族の心を疲弊させ、不安やイライラの元となってしまうケースもあります。
体調不良を見過ごす可能性もある
3つめの問題点として「体調不良を見過ごす可能性がある」ことです。
加齢臭の正体である「ノネナール」は、脂質の取り過ぎや活性酸素の増加によって増加します。
ここで大事な事は、加齢臭の原因となる脂質の取り過ぎや活性酸素の増加は「ほかの病気の原因にもなりやすい」ということ。
つまり、加齢臭がひどくなる生活習慣を持つ人は、ほかの病気にかかるリスクも高いということです。
加齢臭が特にひどい場合は、同時に何らかの病気を併発している可能性も十分に考えられます。
加齢臭を放置することで、この重要なサインを見過ごしてしまうかもしれません。
加齢臭のチェック方法
ここでは加齢臭のセルフチェック方法をいくつかご紹介していきます。
- 耳の後ろを擦る
- 枕のニオイを嗅ぐ
- タオルやハンカチを嗅ぐ
- 身近な人に聞く
耳の後ろを擦る
耳の後ろは、体の中で皮脂腺が特に多く集まる場所です。
しかもお風呂で体を洗うときに、洗い忘れがちになる部位でもあります。
そのため皮脂がたまりやすく加齢臭が発生しやすいといわれていますので、耳の後ろをこすることで自分が加齢臭を発しているか確認してみましょう。
枕のニオイを嗅ぐ
頭部は皮脂腺が多く皮脂の分泌量が多いうえに、髪の毛で蒸れやすいなどの条件が重なる事から加齢臭が発しやすい部分と言われています。
特に寝ている間、頭部が長時間触れる枕は加齢臭が移りやすい場所です。
P&Gの調査によれば枕は肌との接触時間が長く臭いが移りやすいため、枕を嗅ぐことで加齢臭のチェックが出来るそうです。
タオルやハンカチを嗅ぐ
まず洗い立てのタオルを用意し、入浴後に利用したら洗濯せずにそのまま干します。
ちょっと抵抗あるかもしれませんが、その後数日間使い続けてみてください。(;^ω^)
3日程度繰り返し使ったら、臭いを確認してみましょう。
または日中汗をかいたときに使用したハンカチを数日間使い続け、臭いを確認する方法もあります(;^_^A
身近な人に聞く
少々勇気がいりますが、家族など身近な人に直接聞いてみる方法もおすすめです。
家族や信頼できる友人であれば、正直に答えてくれるでしょう。
身近な人でなければ答えづらいという難点はありますが、客観的な意見がほしい場合は一番確実な方法です。
加齢臭を抑える対策
正直加齢臭は加齢とともに変わっていく体質によるものなので、根本から消す事は難しいのが現状です。
ではこの加齢臭を抑える為には、どんな対策があるのか?
具体的な対策方法をご紹介していきましょう!!
ノネナールの原因となる皮脂を取り除く方法
- しっかり髪を洗う
- 朝晩にシャワーをする
- 湯船にしっかり浸かる
- デオドラント用品を使用する
しっかり髪を洗う
頭皮は皮脂が多いため、しっかりとシャンプーを泡立て、頭皮をマッサージするように洗いましょう。
加齢臭を消すことはできなくても、皮脂腺が特に多い頭部を念入りに洗うことで臭いを抑えることができるできます。
さらに加齢臭対策シャンプーを使用すれば、より効果的です。
朝晩にシャワーをする
朝晩のシャワーは、就寝中にかいた汗や日中に分泌された皮脂を洗い流すことができます。
特に汗をかきやすい夏場にはおすすめです。
湯船にしっかり浸かる
夜はゆっくり湯船に浸かり、汗をかき毛穴に詰まった皮脂まで洗い流すことで臭いの軽減につながります。
デオドラント用品を使用する
日中のケアとしておすすめなのがボディペーパーなどのデオドラント用品です。
皮脂を放置すると酸化するので、こまめに拭き取ることでノネナールの発生を抑えられます。
消臭グッズなどでノネナールのニオイを抑える方法
- デオドラント用品を使用する
- 香水などを使用する
- ミョウバンを使用する
デオドラント用品を使用する
デオドラントスプレーには殺菌消臭成分が含まれているので、ノネナールが発する加齢臭を手軽に抑えることができます。
加齢臭対策向けのデオドラントスプレーを使うと、更に効果は期待できるでしょう。
香水などを使用する
香水の香りで加齢臭を抑える方法も有効です。
ただし、加齢臭と相性が悪いといわれている「クリーミーな甘い香り」は避けましょう。
柑橘系やハーブ、ラベンダーなど爽快感のある香りがおすすめです。
ミョウバンを使用する
ミョウバンは昔から汗や体臭対策として用いられてきたもので、高い制汗・防臭効果があります。
市販の粉末ミョウバンを水に溶かし、スプレー容器に移して気になる部分に吹きかけましょう。
また、湯船にミョウバンを溶かして入浴するのも効果的です。
まとめ
いかがでしたか??
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(*^-^*)
加齢臭の一番の原因は、ノネナールの増加です。
これは年を重ねるごとに増加してくるものなので、正直どうしようもありません。
しかし消す事は出来なくても、気付かれない程度まで抑える事はできます!!
今回の記事を読んで頂き、実践して頂ければと思います(*^▽^*)
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