【男性更年期】あなたは大丈夫??男の更年期障害の基礎知識を知ろう!!
こんにちは!!
「更年期」と聞いて、あなたがイメージするのは何ですか??
更年期と聞くと、大半の人が「女性」を連想するのではないかと思います。
しかし最近では、男性が更年期障害に悩んでいるというケースも増えてきています。
実際男性の更年期障害とは、どの様な症状が出るのか。
何が原因で、更年期障害になってしまうのか。
そこで今回は、男性の更年期障害の症状や原因、治療法などをご説明します。
自分が該当しているのかいないのか、セルフチェック法も解説していこうと思います。
是非とも参考にして見て下さいね(*^-^*)
もくじ
更年期障害について
更年期による心身の変化は、女性の場合は一般的に閉経時期の前後10年位の時期に、女性ホルモンの低下によって起こると言われています。
しかし冒頭でもお話しましたが、更年期障害は女性だけのものではありません。
男性も更年期による心身の変化が起こり、その症状に苦しんでいる人がたくさんいます。
40代後半から50代前半の男性の方で、「この頃調子が悪く、いつもと違うなぁ」と感じる事はありませんか?
もしかするとそれは更年期障害の症状かもしれません。
男性更年期障害とは
男性の更年期障害は、「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」とも呼ばれています。
症状としては、中高年男性が体内テストステロンの低下によって起こる心身の不調のことを指します。
身体的・精神的どちらにも大きな影響を与え、重症の場合は日常生活にすら支障をきたす場合もあります。
そのような症状を感じた時は、放置せずに早めに診察を受けるようにしましょう。
発症時期
男性の更年期障害が発症する時期としては、50代から60代が最も多いと言われています。
しかし発症時期には個人差があり30代後半から70代まで、いつでも更年期障害になる可能性があります。
女性の場合は更年期障害を発症したとしても、一定期間でホルモンバランスが落ち着けば症状が軽減するケースがあります。
しかし男性の場合は、一度更年期障害を発症すると症状が長期化することがあります。
また更年期障害を患っていることに気付かず、更年期障害の状態が「その人の性格」だと思われてしまうこともあるので注意が必要です。
発症の原因
男性ホルモンの一種である「テストステロン」の分泌量が、加齢やストレスにより急激に減少すると症状が起こりやすいとも言われています。
テストステロン
テストステロンは、下記のような役割を持っています。
- 骨や筋肉などの男性的な体形を形作る
- 社会の中で自分を主張する
- 認知能力を高める(記憶力、判断力)
- 性機能を保つ
テストステロンの量は、ストレスにより急激に減少すると言われています。
精神的ストレスにより交感神経が優位になると、脳におけるテストステロンの分泌刺激が減少してしまうのです。
またテストステロンが低下すると、身体的な変化が現れてきます。
例えば、骨密度やヘモグロビンが低下してきます。
そして一方で体重が増え筋肉量が減る、いわゆるメタボの症状になります。
そしてテストステロンには、男性機能を保つ役割があります。
テストステロンの分泌量の減少にともない、性欲が減少し勃起機能の低下(ED)が見られます。
男性機能の低下は、男性更年期障害で大きな影響を受ける症状の一つです。
更年期障害の症状
テストステロンには「骨や筋肉を増強する」「性機能を正常に保つ」「理解力などの認知能力を高める」などの働きがあります。
また新しいことへチャレンジする精神力や、リスクを恐れずに決断し行動する力なども男性ホルモンが大きく関わっています。
その為テストステロンが低下することで、さまざまな症状が現れます。
身体的症状
- 筋力低下
- 勃起不全(ED)
- 全身倦怠感
- 多汗
- 骨粗しょう症
- 肥満
- 頻尿
精神的症状
- イライラ
- 無気力
- 不眠
- 性欲低下
- 記憶力、集中力の低下
- 疲れやすい
更年期障害のセルフチェック
自分では「更年期障害かもしれない」とはなかなか気づきにくいものです。
そこで、下記の項目で自分に該当するものがないかチェックしてみましょう。
- 性欲が低下した
- 元気がなくなってきたような気がする
- 体力・持久力が低下した
- 身長が縮んだ
- 毎日の楽しみが減った
- 悲しくなったり怒りっぽくなる
- 勃起力が弱くなった
- 運動能力が低下した気がする
- 夕食後に転寝をする
- 何をやってもうまくいかない気がする
上記のチェック表にて、チェックをして頂いた結果
①)1と7の両方に該当する
②)3つ以上の項目に該当する
の場合には、更年期障害の可能性が疑われます。
更に体調も思わしくない場合には、すみやかに医療機関の受診をおすすめします。
更年期障害の治療方法として
男性の更年期障害を治療していく方法として、補充療法や漢方薬などの治療があります。
また医療機関に通うのではなく、日常の改善でも効果が得られる場合も考えられます。
ここではいくつかの治療・改善方法として、ご紹介していこうと思います。
治療方法
テストステロン補充療法
テストステロン補充療法は、自身の体にテストステロンの注射を行います。
ただしテストステロンを投与する場合には、精子を作る機能が制限される可能性があります。
また、前立腺がん・肝臓病がある場合は、テストステロン補充療法を受ける事ができないので、頭に入れておきましょう。
治療期間に関しては個人差があるため、一概には言えません。
6カ月程度の短期間で済む方もいれば、中には長期の治療期間が必要になる方もいます。
漢方薬など
比較的症状が軽い場合は、漢方薬や ED 、抗うつ薬などを使用することもあります。
なぜなら男性の更年期障害は心理的な影響を与えるものが多く、EDを発症することもあるためです。
男性の更年期によって心身ともに大きな支障をきたすこともあるため、メンタル面のケアも必要です。
生活習慣
競い合う気持ちを持つ
テストステロンの分泌には、競い合い自分を高めようとする気持ちが必要であることがわかっています。
スポーツやゲームを楽しむのもいいですし、趣味が芸術系ならコンクールなどに挑戦するのもいいでしょう。
他者と競い合って自分を高め、達成感を得ることは、テストステロンの源泉となります!!
適度な運動を習慣づける
適度な運動もテストステロンの分泌を促します。
定期的に筋力トレーニングやウォーキングなどを行うのがオススメです。
またエレベーターやエスカレーターはなるべく使わず、階段を昇り降りしましょう。
これだけでも多少なりとも効果が得られるはずです。
しっかり眠る
テストステロンは、眠っている間に分泌されます。
つまり、熟睡することがとても大切です。
そのためには寝る直前までのスマートフォン操作などは控えたいものです。
なぜなら液晶画面が発するブルーライトは、眠りを浅くしてしまいます。
また、アルコールの摂りすぎも熟睡を妨げることになります。
ストレスは溜めない
ホルモンバランスは、過剰なストレスがかかると乱れがちになるものです。
ぬるめのお湯にゆったり浸かったり、好きな音楽を聴く。
また気の合う仲間との時間を楽しむなど、自分なりのストレス解消法を見つけてリフレッシュを心がけましょう。
孤独を避ける
テストステロンの多い人は仲間意識や社会と繋がる気持ちが強くなる傾向があることから「社会性ホルモン」ともいわれています。
そしてこれが減ると、友人とのつきあいすら面倒になりがちです。
だからといってひとりで過ごしてばかりいると、テストステロンは減るばかりです。
趣味仲間と交流するなどして、刺激を受ける機会を絶やさないように心がけて下さい!!
また食事もなじみの飲食店を作っておくなど、できるだけ孤食は避けましょう。
まとめ
いかがでしたか??
今回は「男性の更年期障害」について、お話させて頂きました。
女性の更年期障害ももちろん大変でしょうが、男性の更年期障害もかなり厄介ですね。
出来るだけ心も体もスッキリと過ごしたいものです。
セルフチェックを行っていただき該当箇所があるようなら、先ずは生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
生活習慣の見直しは今回の事だけではなく、色々な面でも改善されます。
一人で抱え込まずに、誰かにまず相談する事も良いでしょう(*^-^*)
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