【フケ問題】フケの原因は何なのか?対策法はあるのか?徹底解説していきましょう
こんにちは!
黒系や紺系などの洋服やスーツなどを着ている場合、やけにフケが目立ってしまう事ありませんか??
フケとは、「肌の古くなった細胞」が剥がれ落ちたものです。
健康な地肌から出るフケは小さいため、あまり目立ちません。
しかし、皮脂の量や皮膚の常在菌のバランスが崩れるとフケが増えてしまいます。
髪の毛を洗っても次から次へ出てくるため、頭や服に付着し、不衛生な印象を与えてしまうこともありますよね(+_+)
そこで今回は「フケ」の原因や対策法などを、お話していこうと思います。
悩んでいるあなたも、是非参考にして見て下さい!!
もくじ
そもそもフケとは
フケとは、簡単に言うと「頭皮からでる垢」のようなものです。
皮膚にはターンオーバーと呼ばれる、1ヶ月程度で古い皮膚が生まれ変わるサイクルがあります。
このサイクルにより剥がれた「古い頭皮の角質」がフケとなります。
つまり誰にでもフケは発生しますが、ターンオーバーが乱れた場合には良くない特性のあるフケが発生します。
それが以下の2種類です。
- 脂性フケ
- 乾性フケ
それではまず、それぞれの特性について見ていきましょう。
脂性フケ | 乾性フケ | |
特徴 |
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原因 |
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なりやすい人 | 皮脂分泌が多い人 | 乾燥肌の人 |
時期(季節) | 高温多湿な梅雨〜夏 | 乾燥する秋〜冬 |
対策方法 | 皮脂が残らないように丁寧に洗髪する | 必要な皮脂まで除去しないように洗髪する |
脂性のフケとは
脂性のフケはサイズが大きく、ベトベトしていることが特徴です。
また粘り気があるため毛穴に詰まりやすく、抜け毛の原因にもなります。
脂性のフケが発生する原因は、「皮脂の過剰な分泌」です。
皮脂の分泌量は性別によって差がありますが、男性のピークは10代〜60代で、女性は30代までと言われています。
男性のピーク期間が長いのは、男性ホルモンが大きく影響するからです。
また、皮脂の分泌には季節も関係します。
例えば夏の暑い時期に代謝が良くなると、皮脂腺の活動も活発になり皮脂の分泌量が増えます。
皮脂の分泌にともなって起こるのが、皮脂を餌とするフケの原因菌の異常増殖です。
この原因菌の異常増殖によってかゆみや炎症の元となる脂性のフケが発生します。
乾性のフケとは
乾性のフケはこまかくカサカサしているのが特徴で、頭皮の乾燥が原因で発生します。
皮脂の分泌が多いことが原因である脂性のフケに対し、皮脂の分泌が少ないことで発生するのが乾性のフケです。
皮脂が少なくなることでターンオーバーのサイクルが早まり、未熟なまま剥がれた角質が乾性のフケとなります。
なお、乾性のフケは頭皮が乾燥する秋から冬の時期に発生することが多いと言われています。
乾燥肌の方も頭皮が乾燥しやすいため、乾性のフケができやすい状態であるといえます。
また乾燥した頭皮はとても敏感なため、少しの刺激でも炎症を起こして「かゆみの原因」にもなりますので注意しましょう。
フケの主な原因として
ではフケの主な原因として、男性に考えられる要因を挙げて行きましょう。
- 皮脂の過剰分泌
- 頭を洗う回数の過剰及び不足
- ストレス
- 季節の要因
皮脂の過剰分泌
脂性フケの原因として、まず皮脂の過剰分泌が挙げられます。
男性は皮脂の分泌が多い傾向にあるので、脂性フケが出やすい傾向があります。
頭皮には「マラセチア菌」という、皮脂をエサに活動する菌がいます。
マラセチア菌は頭皮へ雑菌が入り込むことを阻止するので、本来は有用な菌です。
ただし頭皮の皮脂が過剰分泌によって増えると、それに伴いマラセチア菌も過剰に増えてしまい頭皮に悪影響を及ぼすのです。
マラセチア菌は、皮脂を分解して脂肪酸を作りだします。
しかし、この脂肪酸が頭皮を刺激し新陳代謝のスピードを狂わせる可能性もあります。
するとその結果、頭皮が剥がれ落ちるスピードが早まり、フケが大量に出やすくなってしまうのです。
頭を洗う回数の過剰及び不足
頭を洗う回数が過剰の場合は乾性フケになり、不足の場合は脂性フケの原因になりやすいと言われています。
頭を洗う回数が多過ぎると、頭皮に必要な皮脂まで取り去ってしまいます。
その結果、頭皮が乾燥してフケがでやすくなります。
もしくは、必要な皮脂まで洗い流してしまうことで、身体が皮脂を補充しようと過剰に分泌して脂性フケが出ることもあります。
また頭を洗う回数が少ない場合は、頭皮の皮脂が残ったままになり脂性フケの原因になります。
基本的に、適切な洗髪回数は1日1回です。
これ以上は皮脂を流し過ぎてしまう可能性があり、これ以下では頭皮に皮脂が溜まってしまう恐れがあるのです。
ストレス
ストレスも、もちろんフケの原因となります。
ストレスの場合には、乾性フケも脂性フケも引き起こす原因とされるので注意が必要です。
ストレスは自律神経のうち、交感神経を優位に働かせて血管を収縮させます。
血管が収縮して血流が悪くなると、頭皮が栄養不足の状態となって保護機能が低下してしまいます。
その結果、頭皮がちょっとした刺激でもダメージを受けてしまい、フケが出やすくなることがあるのです。
また、ストレスによって交感神経が優位に働くと、男性ホルモンの分泌が盛んになります。
男性ホルモンの1種である「アンドロゲン」は、皮脂の分泌を促します。
その結果、皮脂が過剰分泌されてマラセチア菌の過剰繁殖を招き、フケに繋がってしまうこともあります。
季節の要因
フケは、季節的な要因も大きく関係します。
空気が乾燥しやすい冬は、頭皮も乾燥しやすいので乾性フケが出やすくなります。
また夏場は温度と湿度が高く、皮脂の分泌量が増えるので脂性フケが出やすくなります。
夏場は脂性フケが、冬は乾性フケが出やすいという場合には季節によってケア方法を変えることよいでしょう。
フケが伴う病気も?
実はフケには「病気の可能性」を秘めたものもあります。
主にフケが伴う病気は以下のものになります。
- 脂漏性皮膚炎
- 湿疹・かぶれ
- アトピー
- 尋常性乾癬
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎とは、頭皮や顔面などの皮脂分泌が多い箇所に出やすい湿疹の事を指します。
湿疹・かぶれ
湿疹・かぶれとは、皮膚に炎症がおこり、赤みや腫れ、かゆみを伴う症状が出る事を指します。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、かゆみや湿疹を伴う病気の事を指し、肌の保護機能が弱い人に多い
尋常性乾癬
尋常性乾癬とは、赤い斑点が出来てかさぶたのようなものに覆われる症状の事を指します。
フケを伴う場合に特に多いのが、脂漏性皮膚炎や湿疹・かぶれといった病気です。
この病気は痒みや赤みを伴うため、肌を掻いてしまいフケっぽくなってしまう可能性が高いのです。
また尋常性乾癬は、赤い斑点が頭や体にたくさん出る病気です。
ガサガサしたかさぶたに覆われて、はがれ落ちるとフケのようになるのが特徴と言えます。
もし生活習慣を見直しても痒みやフケが治らない場合には、早めに医師に診てもらう事をおすすめします。
フケ対策・予防法
ここからは家庭でも出来る「フケ対策・予防法」について、お話していきましょう。
難しい事ではないので、しっかりと理解して実践してみましょう!!
- フケ対策に適したシャンプーを選ぶ
- 正しい方法で頭を洗う
フケ対策に適したシャンプーを選ぶ
頭皮に合わない成分が含まれているシャンプーを使うと、かぶれや湿疹などのトラブルを招きます。
その結果、フケが発生することも考えられます。
洗浄成分の違いでシャンプーを分けるとすると、以下のような分類に分けられます。
●アミノ酸系:洗浄力が弱め、頭皮への負担が少ない
●高級アルコール系:洗浄力が高め
●石けん系:洗浄力が高め
シャンプーの種類に関しては、この時点では一概にどれが良いとは言えません。
自身の頭皮の状態に合わせて選んでもらうことがいちばん大切です。
皮脂分泌が多い人や汗をかく機会が多いなら「石けん系」や「高級アルコール系」
また皮膚がデリケートなら、「アミノ酸系」がおすすめです。
フケ対策にいいのは「抗真菌薬」が含まれているものが良いでしょう。
特にミコナゾール系の成分が入ったものは、フケ対策にはかなり適しています。
正しい方法で頭を洗う
洗髪方法で特に大切なのは、「しっかりシャンプーを泡立ててから頭皮を丁寧に洗い上げる」ことです。
洗い残しやすすぎ残しが原因で頭皮のトラブルを招き、結果的にフケが出てしまうことは十分に考えられます。
特に生え際や後頭部のあたりは「洗い残し」や「すすぎ残し」が出やすい部分なので、しっかり洗ってしっかりすすぐのが大切になってきます。
ちなみに、爪を立てて頭を洗っている人は今すぐやめましょう!!
皮膚を傷めて雑菌が入って繁殖した場合、頭皮のトラブルにつながる可能性も考えられます。
まとめ
いかがでしたか??
今回はフケの原因と対策方法について、お話させて頂きました(*^-^*)
一言でフケと言っても「皮脂の増減」や「肌の保護機能の低下」「マラセチア菌の増殖」など、さまざまなことが原因で起こります。
改善のためには、まずは自分のフケのタイプを見極めるところから取り組む事が大事になってくるでしょう。
出来る事から無理なく始める事が、一番です。
負担にならない様に、改善していく事を心がけましょう!!
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