【勃起障害】EDの原因や予防対策について徹底調査してみた!!
人間は加齢にともない、体に不調を感じることが多くなります。
そのなかには命には影響がないものの、生活の質を下げてしまうような症状があることも少なくありません。
そして今回紹介するED(勃起障害)も、その一つといえるでしょう。
EDは男性としての自信を失ってしまったり、パートナーとの関係性が悪化する要因にもなり得たりする症状です。
そこで今回は、DEの原因と予防対策について調査報告をさせて頂きます(*^-^*)
もくじ
そもそもEDとは?
勃起は、性的刺激を元に陰茎の血流が増大することで起こる反応です。
この一連の動きには、脳の信号を陰茎に伝える神経系や陰茎の血流をコントロールする血管系が関わっています。
このはたらきのどこかに障害が起こると、勃起が得られなかったり持続できなかったりしてEDとなります。
EDの主な原因
EDには大きく分けて4つの原因が考えられます。
そこでまずは、このEDの4つの原因について報告させて頂きます。
- 心因性ED
- 器質性ED
- 混合性ED
- 薬剤性ED
心因性ED
心因性EDは、体の機能には問題が無くても精神的・心理的な問題が原因となるEDです。
男性の勃起は本能によるものというイメージがありますが、実はとても繊細なものです。
男性は強いストレスを受けると、神経の伝達に支障をきたし、性的刺激がうまく陰茎に伝わりません。
それが心因性EDの症状です。
20~30代の若い年齢層のEDの多くは、心因性EDが原因です。
心の障害=心因には「現実心因」と「深層心因」の2種類があります。
現実心因
- 仕事や経済的不安・EDなどのストレス
- 人間関係
- 妊活でのプレッシャー
- 経験不足による焦り・緊張
- コンプレックス など
深層心因
- 性行為への不安や嫌悪感
- PTSD(心的外傷後ストレス障害)
- 幼少期のトラウマ など
その他、うつ病や統合失調症、不安症、アルコール依存症などの精神疾患も心因性EDの原因となる場合があります。
1つの指標として、朝勃ちやマスターベーションは問題なく行えるが、性行為ができない場合、心因性EDが懸念されます。
器質性ED
器質性EDとは、血管、神経、内分泌環境など身体の障害が原因で物理的に勃起できなくなるEDです。
主に器質性EDは以下が原因で起こります。
血管の障害
- 加齢による動脈硬化(血管の老化)
- 生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧など)
- 外科手術や事故で血管が損傷(交通事故や前立腺肥大の手術など)
勃起(勃起の維持)には、陰茎へ多くの血流を必要とするため、加齢や血流が悪化する疾患はEDの原因となります。
陰茎内の海綿体の動脈は体の中でも最も細く、動脈硬化による変化の影響を受けやすい傾向にあります。
神経の障害
- 神経障害(てんかん、脳卒中、パーキンソン病、多発性硬化症など)
性的刺激を陰茎に伝達する神経に障害がある場合も、勃起の妨げとなります。
事故や手術、パーキンソン病などが原因で神経障害となり、EDの原因になる場合もあります。
その他
- 内分泌系の機能低下(テストステロン減少など)
加齢や運動不足が原因で男性ホルモンのテストステロンなど内分泌系の減少も起こるようになります。
テストステロンは筋肉や骨・体格などの「男性らしさ」の構成に必要なホルモンです。
減少すると性欲が起こりにくくなり、結果的にEDの原因となります。
混合性ED
混合性EDとは、器質性EDと心因性EDが複合したEDです。
EDの原因が1つとは限らず、多くのED患者の方は複数の原因によりEDの症状が表れていると考えられています。
そのため、原因が特定しにくく改善にも時間がかかる場合があります。
例を挙げると
- 加齢による動脈硬化や高血圧などの血管の障害
- 仕事で役職や立場が変わり責任が重くなる
- 介護や子供の自立など、家庭やプライベートでのストレスなどが重なる
同じ時期にこれらが重なることで混合性EDになる場合があります。
薬剤性ED
薬剤性EDは、服用している医薬品の副作用が原因のEDです。
うつ病などの精神疾患の治療薬は、脳の神経伝達に影響するため、副作用でEDの症状が現れる場合があります。
以下は薬剤性EDになる可能性がある医薬品の例です。
- 精神安定剤
- 抗うつ薬
- 睡眠薬
- 向精神薬
- 降圧剤
- 男性ホルモン抑制剤
- ステロイドなどアレルギー用剤 など
EDの原因の多くが、心の問題や加齢などの男性機能の低下と勘違いされる事が多く、上記以外にも服用している薬が原因でEDになる場合もあるので、自己判断は避け専門の医師にご相談ください。
※例に挙げた薬を服用している場合、全ての方に副作用であるEDの症状が現れるものではありません。
ED改善の工夫
器質性EDの原因でも述べたとおり、EDは「生活習慣病」と深く関わっています。
そのため、生活習慣病の予防がED予防にもなると考えられるでしょう。
ここでは、EDを日常生活の中で改善出来る工夫についてお話していきます。
- バランスの良い食事と運動
- 禁煙
バランスの良い食事と運動
バランスの良い食事を適量とり、運動による体重減少は肥満の解消につながるため、ED改善に有効だといえるでしょう。
食事では、栄養が偏らないように気を付けて塩分や動物性脂肪を控えることと、満腹になるまで食べすぎないようにすることがポイントです。
運動には、気軽に始めやすいウォーキングなどを取り入れるとよいでしょう。
適度な運動すれば、生活習慣予防やストレス解消にもつながります。
禁煙
喫煙もEDにつながるため、禁煙もED改善につながります。
EDと禁煙の関係を調べた研究では、EDを発症したヘビースモーカーが1ヵ月禁煙した結果、陰茎の硬度や膨張率にしっかりと改善が見られたことがわかっています。
このことから、禁煙はEDの改善に有効だと考えられるでしょう。
日頃のセルフケアも大切
EDの原因にはさまざまなものがあり、原因によって改善策が異なります。
症状が軽い場合や、血管系や神経系といった体の機能に異常がない場合はセルフケアで改善がみられることもあります。
前章と重複する項目もありますが、セルフケアの項目についてお話していきましょう。
- ストレスの解消
- 適度な運動
- 減量
- 禁煙
ストレスの解消
心因性EDは、20~40歳代の若い年代に多いといわれています。
器質的な要因がなければ、ストレスを解消することでEDが改善する場合もあります。
原因に心当たりがある場合は自己のストレス対策で症状が改善する場合もありますが、ときには自分には心当たりのない深層心理が原因になることもあります。
まずは規則正しい生活でストレス解消を心がけ、効果がない場合はカウンセリングを受けるようにしましょう。
適度な運動
日本人のデータは少ないものの、運動によって勃起機能が改善する効果が報告されています。
特に有酸素運動の効果が高いといわれているため、ジョギングや水泳などを取り入れるとよいでしょう。
減量
肥満はEDのリスク因子といわれており、カロリー制限や運動介入による減量で勃起機能が改善する可能性があります。
また、減量はEDの原因となりやすい生活習慣病の予防にもなるため、肥満傾向にある人は減量を試みましょう。
禁煙
喫煙はEDのリスク因子であり、禁煙によって勃起機能が改善したり、悪化が防がれたりすることがあります。
特に若い年代で軽症であるほど禁煙の効果は高くなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「EDの原因と予防対策」について調査報告させて頂きました(*^-^*)
EDの原因にはさまざまなものがあり、ストレス解消や運動などのセルフケアによってEDが改善することもあります。
その一方で、体に何らかの原因がある場合などはセルフケアでは効果がみられない場合もあります。
また、市販のサプリメントは医学的に効果が確かめられたものではなく、インターネットで入手できる薬品には粗悪品が含まれていることもあります。
EDの症状が改善しない場合は泌尿器科の受診を検討してみるとよいでしょう。
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